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第7回 小さな盆栽/盆栽を作る

盆栽を作る

トランプソフト25周年記念行事「和の文化講座」第7回講座は、『小さな盆栽』『盆栽を作る』について。

箱庭を眺めて四季を愛でる

盆栽は明治時代以前は『盆景』『盆花』と呼ばれており、平安時代の貴族達の間で流行した、天地自然の景色を再現した箱庭のようなものでした。

この時代の貴族達は簡単に外出することが出来なかったため、居ながらにして自然の景色を楽しめる箱庭は最高の贅沢でした。

小さな盆栽

今回の実習のテーマは『盆栽を作る』です。

今回の実習では小さな盆栽『苔玉』を作りました。
苔玉は、植物を植えた土の玉の上に、水ゴケを被せた簡単な盆栽です。

まずは手袋をつけて土を混ぜ、土玉を作っていきます。 玉が出来たら穴を開けて植物を植えます。
玉が丸くならなかったり、植物を植えたら割れてしまったり、中々上手くいきません。

玉の上に苔を被せて、緑色の糸で縛って固定させます。 飛び出した苔を整えて、丸い苔玉の完成です。
水ゴケの緑色がとても綺麗でした。

植物に小宇宙を表現する

四季折々の自然や、遠い場所の景色を再現する箱庭は、現代でも様々な形で楽しまれています。
これまでなじみが薄かった盆栽ですが、風景を切り出すという楽しみ方を知ることができました。
小さな苔玉が、大きな樹が生えている緑の星にも見えてきます。

苔玉は直射日光を当てず、きちんと水をあげるととても長持ちします。
出来上がった苔玉は今日も青々と茂っています。

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