第15回 和食のいただき方
和食
トランプソフト25周年記念行事「和の文化講座」第15回目は、『和食のいただき方』です。
和食と日本人
日本料理の原点は神社や寺院にお供えする神饌や仏供でした。
その後「本膳料理」「懐石料理」「会席料理」という日本料理の3つの流れが生まれました。
和の空間
今回の実習は、懐石料理をいただきながら和食のマナーを勉強します。
実習のために訪れた京懐石のお店は、落ち着いた照明と香を焚きしめた和の雰囲気がとても素敵でした。
床の間もあり、お抹茶を点てることもできそうです。
懐石料理
この日頂いた懐石料理は、竹の子や木の芽、菜の花といった旬の素材がふんだんに使われたお食事です。
どれも繊細な見た目で、お献立に書かれた食材と見比べるだけでもお食事が楽しくなります。
特に桜えび御飯が美味しかったです。
お食事の最後には、紅白の干菓子とお抹茶を頂きました。
桜風味の干菓子に春を感じつつ、お抹茶の味を楽しみました。
日本酒をいただく
酒宴はもともと神から人へ、天皇から家臣へといったように、目上の人が目下の者の功労をねぎらう目的で行われてきました。
今回の実習では、日本酒を小さな杯で頂きました。酒杯は右手で受け、三口で飲み干すのが礼儀です。
いつもより少しだけ気を引き締めてお酒を味わいました。
お箸のマナーと気遣いの心
食事の作法で特に決まりごとが多いのがお箸に関するマナーです。
食事中のお箸の使い方だけでなく、箸置きからの取り方や、箸袋の置き場所まで多岐に渡っています。
- 器の上にお箸を置かない。(渡し箸)
- お箸を使って器を引き寄せない。(寄せ箸)
このほかにもたくさんのマナーやタブーがあります。
器やお盆を汚さない、食べ終えたときに美しい姿に整えるといった、作り手に対する感謝と気遣いの気持ちが食事のマナーとして伝えられてきたのだと感じました。
講座内容
- 和食のいただき方
- 懐石料理