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第14回 一人で楽しむお香


お香

トランプソフト25周年記念行事「和の文化講座」第14回目は、『一人で楽しむお香』です。

日本人と香道

日本にお香が伝来したころ、生活の中に香水などはありませんでした。
そのため昔の人々は殊更香りに敏感だったそうです。

源氏香

今回の実習は、組香の一種である源氏香を体験しました。
源氏香は、5つの香炉を順番に聞いてゆき、どの香が同じだったか組み合わせを当てるゲームです。

源氏香の図

お香を聞いたら縦線を引き、同じだと思う香りを横線で結びます。
匂いだけを記憶して当てていくのは難しく、参加者はみな頭を悩ませていました。

「若菜」「花散里」といった源氏物語の巻名がついた模様は、想像力を掻き立ててくれます。
今回は、『お抹茶を楽しむ』ことです。一人で気軽にお抹茶を楽しむ型を学びます。

繊細

先生が香炉をつくっているところです。
香炉の灰をほぐした後、火筋(こじ)を使って円錐状の山を作っていきます。 枯山水庭園のような繊細な模様が作られました。

想像する愉しみ

組香の最中、お香や香の図の模様や言葉が組み合わさってとても綺麗なイメージが浮かびました。
かつて源氏香を楽しんだ武士たちも、香りや模様、言葉から様々な物語を想像していたのかもしれません。

講座内容

  • 香道
  • 源氏香