第3回 礼節1 儀礼文化/ココロとカタチ
礼節
トランプソフト25周年記念行事「和の文化講座」第3回講座は、『儀礼文化』について。
儀礼文化
外国の方に日本人に対する印象を聞くと、必ずと言っていいほど「礼儀正しい国民」とこたえるそうです。先日の熊本地震でも、被災された方々が暴動を起こさず互いに助け合っている姿が何度も報道されました。
古来から日本人は、様々な階級・階層ごとに礼儀作法を守って生活してきました。
武家礼法の源泉
新渡戸稲造の「武士道」には、武士(武家)の礼法は、仏教・神道・儒教が源泉となっていると記されています。
仏教からは避けられない事柄を心静かに受け入れる心。
神道からは主君に対する忠、祖先への崇拝、親への孝。
儒教からは君臣、夫婦、父子、兄弟、朋友との関係(礼法)。
他から良いものを取り入れたり組み合わせたりして、独自の礼法・作法を発展させていったところが、私はとても日本人的で素敵だと感じました。
特に印象に残ったことは、良い職人は良い道具を持ち長く使っていた、というお話です。野球のイチロー選手も、バットを作ってくれた人に感謝して大切に使っているそうです。 私も一流の職人や選手を見習って、自分の道具を大切にして長く使っていきたいと思います。
おじぎのしかた
実習は、おじぎの仕方です。 入社してすぐに覚えるお辞儀の仕方を、いま一度練習しました。
現在の最敬礼のおじぎの角度は45度。首だけでお辞儀するのではなく、腰からお辞儀します。 宮内庁の方は90度で行うことが多いそうです。
お辞儀は3度まで。
IT業界は多くのお客様と接する仕事ですが、入社後すぐは社内やチーム内での作業が主となり、名刺交換を頻繁に行うのは、しばらく経ってからという人が多いのではないでしょうか。
そういった意味で、いまこの時期に礼節を再び勉強できる講座はとても有意義だと思います。
今回の実習で感じたことを忘れずに、お辞儀や名刺交換の仕方を定期的に学び直していきたいと思いました。
講座内容
- 儀礼文化/ココロとカタチ
- おじぎの仕方